2008.09.26
平成20年度 岩見沢農業高等学校 現場見学会の開催!
空知支庁と札幌開発建設部のご協力をいただき、平成20年7月10日(木)に北海道岩見沢農業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を行った時の模様です。
この現場見学会は、幅広い人材確保を目的とする若年建設技術者の入職促進事業の一環として例年実施しており、本年度は美唄工業高校の生徒を対象に実施したのに続き2回目となります。 (全3回予定)
岩見沢農業高校前
坂本 安全・労務副委員長による開催の挨拶
当日は岩見沢農業高校農業土木工学科2年生40名が参加し、空知支庁南部耕地出張所所管の工事現場2箇所、札幌北農業事務所所管の工事現場1箇所の計3現場を見学いたしました。
今回参加した40名は昨年の現場見学会にも参加した生徒。2年連続の見学会により、学校で学んだ知識の理解をさらに深めてもらいました。
まず最初に訪れたのは空知支庁管内 栗山町杵臼防災ダム現場です
担当者さんがダムについて詳しく説明してくれました
防災ダムは大雨や雪解け時の増水で農地等が被害を受けやすい地域に作られ洪水被害を防止する役割をもっています
こちらのダムは土質・岩石質材料で作られているフィルダムとよばれる種類
材料は近くの山から採って運んでいるとの事で我々も山を登り採掘現場も見学させていただきました
次に訪れたのは長沼町の水田整備の現場です
写真のとおりとても広い水田地帯です
支庁の担当者さんによるプロジェクターを使った工事概要説明です
暗渠掘削作業を直に見学、この作業により田んぼの効率的な水はけができます
北海道はお米の生産量で全国第2位を誇りますがこういった「基盤整備」という事業の一つ一つがその実りを支えています
あまり知られていませんが「建設業」は皆さんの「食」に大きく関わっています
最後に訪れた月形町の「石狩川頭首工」現場です
一帯に拡がる水田地帯へ農業用水を供給してきた頭首工(S38年築)が老朽化してきたために全面改築をしております
工事説明をしてくださった札幌開発建設部の監督員は岩見沢農業高校の卒業生!
当日は後輩の為に駆けつけてくれました
こちらは去年見学した現場になりますので生徒さんは工事の進み具合を比較できました(上が昨年の現場写真 下が今年のものです)
工事期間は約10年今は全体の3分の2が出来上がった所です
建設現場見学会は10月にも3回目(滝川工業高等学校の生徒対象)を予定しております。