2008.10.24
平成20年度 滝川工業高等学校 現場見学会の開催!
平成20年10月2日(木)に北海道滝川工業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を開催いたしました。
今年度は7月に美唄工業高高校生と岩見沢農業高校生を対象に行った見学会に続き、3回目の開催となります。
今回は札幌土木現業所 滝川出張所に協力をお願いし、新十津川町のダム建設現場と歌志内市にある急傾斜崩壊対策工事現場を見学しました。
参加した生徒は将来の建設業を担う 土木科の2年生8名と1年生9名です。
普段勉強している土木技術にじかにふれてもらいました。
札幌土木現業所滝川出張所からは3名随行していただきました
開催にあたり宮野次長から挨拶
このあと車で先導してもらい見学場所へ向かいました
山道を通ってやってきたのは新十津川町に多目的ダムとして建設中の徳富(トップ)ダム
北海道開発局・北海道・西空知 広域水道企業団3者の共同事業です
徳富ダムはダム自体の重さで貯まった水を支える『重力式コンクリートダム』に分類されます
膨大なコンクリートが必要ですがここではコンクリート製造設備を用意、そして材料はダム上流堆積物を利用していました
時間に余裕がありましたので現場担当者さんがもう少し間近で見学できるようにとご配慮くださり、一行は再びバスに乗り補足説明を受けながら奥へと移動
途中 空港やダムの建設時にしか使われない工事用ダンプが走っていました
そして案内してくれたここはなんとダムの内側!完成してからは人が入る事ができない「ダムの底」に立っています
見上げる高さは約80mもありその迫力に圧倒されました
得富ダムは完成後新十津川町の他 雨竜町 浦臼町にも飲料水・農業用水を補給しダム下流の洪水を防ぐ事を目的としてます
次に訪れた歌志内市の急傾斜崩壊対策の現場です
先ほどとはかわっていくつも民家が建ち並ぶ道路沿いの現場です
よく見かける斜面の「柵」です
地震や大雨で斜面が崩れた時下にいる人や家を守ります
"たまたま"そこを走っているかもしれない車への落石事故も未然に防いでいます
建設業の仕事にはダムのように広域にわたって役割を果たすものもあればこの歌志内の現場のようにピンポイントでそこに住む家族の暮らしと生命を守る工事もあります
担当者さんに案内され管理用階段を高さ25mまで登ってきた生徒達
40度以上の急斜面ですので降りるときもおっかなびっくりの表情です
安全を作る仕事なだけに工事中もっとも気を付ける事は「安全第一」です
建設技術者を目指す生徒達へ現場担当者さんが最後にその心構えをアドバイスしてくださりました
これにより今年度の建設現場見学会の全日程を無事終了しました。
ご協力いただきました関係者の皆々様、お忙しい中、本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。