2013.04.04
作業所施工管理講習会の開催について!
平成25年3月27日から29日までの3日間、「作業所施工管理講習会」を深川・滝川・岩見沢にて開催致しました。
深川会場 (3月27日) 深川市経済センター
滝川会場 (3月28日) たきかわ文化センター
岩見沢会場(3月29日)空知建設業協会2階会議室
平成18年に労働安全基準法にて事業者の努力義務規定とされた、「リスクアセスメント」について、具体的な事例を紹介しながら、「作業所安全衛生管理」の向上を目的として、講習会を開催致しました。
安全・労務委員長 佐々木 康宏
労務研究会委員長 中本 恵才
講師 空知建設業協会 労務研究会
安全部会長 菅原 肇(左)
賃金部会長 藤井 雅仁(右)
【講習科目】
1.労働災害の発生現況とリスクアセスメント
(1)労働災害の発生状況(労働災害発生統計)
(2)再発防止対策から事前対策へ
~アセスメントを導入して事前対策を構築する
2.リスクアセスメントとは
(1)リスクアセスメントを取り入れた一般事例
~投資、環境、介護...など様々な場面で
(2)日常的に行われている危険回避行動
~投資、環境、介護...など様々な場面で
(3)危険性・重大性・可能性の考え方
~JIS規格や厚労省指針での定義
3.作業所アセスメントをどう進めるのか
(1)どこでアセスメントを実施するのか
~北海道労働局 入門マニュアル
(2)数値化と評価基準の設定
~必要になる基準の詳細設定(作成事例)
(3)リスクアセスメント結果の反映
4.作業所アセスメント展開事例
(1)施工計画におけるアセスメント実施事例
~施工方法の主要工種から危険性を調査
~危険性等の表現方法の重要性
(2)安全衛生目標と工程別安全衛生管理計画
~北海道労務研究会 書式集
(3)危険性・重大性・可能性の考え方
~JIS規格や厚労省指針での定義
(4)災害発生時・ヒヤリハット報告を受けた場合
(5)改善と標準化
~店社としての基準作成...作業所への提供
5.その他
(1)失敗事例(評価基準、KYなど)...質疑応答
※リスクアセスメントについて
(リスク...危険、 アセスメント...評価)
従来は労働災害の防止対策として、発生した労働災害の原因を調査し、同様の災害を起こさないように徹底する、という手法でしたが、まだ発生していない潜在的な災害の危険性も多数存在すること、また、機械設備等の多様化により、危険性等も多様化しております。
そのことから、職場の潜在的な危険性等をあらかじめ見つけ出し、それに対して的確な対策を行うことが、リスクアセスメントと呼ばれます。