2014.02.21
暴力・不当要求等対策関連講習会の開催について!
平成26年2月20日(木)13時30分から、「暴力・不当要求等対策関連講習会」を開催致しました。
講習会の様子
演題は「企業対象暴力の最近の諸情勢について」です。現在道内において、3000人近くもの暴力団構成員がいるとのことです。
未だ企業には様々な形で不当要求が行われている実態があることから、どのような事例があるのか、また、その対策はどうすればよいのかなどを、公益社団法人 北海道暴力追放センター 事務局長兼相談室長 下立 実 様を講師としてお招きし、ご講演をいただきました。
講師 下立 実 様
講習会の途中、暴力団排除に関するDVDの上映が行われました。内容は、不当要求の常套句4種について、正しい対処法、誤った対処法、弁護士からの解説等が収録されたものでした。
【不当要求の常套句4種】
・誠意を見せろ、責任を取れ
→脅迫罪を回避した言い回し(脅迫罪に該当したケースもある)
・不祥事の情報を入手した
→情報がある場合の更なる情報収集、情報がない場合は自白させる目的
・マスコミ、インターネットに情報を流す
→会社の信用低下を思わせる脅し
・知り合いの弁護士もおかしいと言っている
→裁判も辞さない姿勢の表れ
様々な手口で交渉を迫るケースが考えられますが、いずれの場合も組織が一丸となり事前に対策を取り、また、即答や約束は絶対に避け、電話や面談の対応内容は録音、録画等で記録化することが重要となります。
また、警察、暴力追放センター、弁護士等との連携を図り、少しでも怪しい事があった際には定期的に行われている無料相談会への参加や、平時から相談できる窓口を設けておくことが必要です。