暴力・不当要求等対策関連講習会の開催について

平成２８年３月１０日（木）１３時３０分から、「暴力・不当要求等対策関連講習会」を開催致しました。

講習会の様子

はじめに、公益財団法人北海道暴力追放センター事務局長舩山彰様に「企業における不当要求防止について」を演題としてお話いただきました。
舩山事務局長様は、不当要求防止責任者講習会などでも講師を務めておられる方です。

暴力団の利益となる不当要求についての説明から始まり、これまでに全国・北海道で取り組まれてきた法整備の流れなどを説明していただきました。
建設業界における不当要求の実例をお話いただき、有事の際にはどのように対応すればよいのかなどを、ＤＶＤ等を用いながら分かりやすく解説していただきました。

引き続き、北海道警察本部刑事部捜査第四課課長補佐近江谷孝様に「最近の暴力団情勢」を演題としてお話いただきました。
近江谷課長補佐様は暴力団犯罪等に対する捜査経験が豊富である方です。

全国・北海道内の指定暴力団について、分布や構成人数の推移などについて説明していただきました。
先日に旭川で起こった事件のことや、暴力団の事務所内写真・暴力団員の掟など、具体的な事例を踏まえながら詳しくお話いただきました。

普段からの準備として、
・不当要求には絶対応じないという企業としての姿勢
・対応責任者・記録係などの態勢やマニュアル作り
・契約書や約款等に暴力団排除条項を導入
・警察・暴追センター・弁護士等との連携
の４点が最低限必要とされています。

不当要求などの行為はいつ、どのような形で訪れるか分からないため、もしものために上記準備やその他対処要領等の知識を身に付け、企業における危機管理力を高める必要があります。