2016.10.04
平成28年度 建設工事現場見学会の開催について
平成28年9月30日(金)、北海道岩見沢農業高等学校 農業土木工学科2年生を対象に、建設工事現場見学会を開催致しました。
出発式の様子
当日は農業土木工学科2年生の35名、教諭1名に参加していただき、同行者として(一社)北海道建設業協会 佐藤業務課長補佐、空知建設業協会からは及川安全・労務委員長、藤岡副委員長、藤井副委員長、中村委員、事務局2名、計43名にて現場見学会を実施しました。
午前中は「道央圏連絡道路 千歳市 泉郷改良工事」(受注者:株式会社砂子組)の現場を見学させていただきました。
この現場は、全国で最初に「ICT土工」が実施されたものとなっております。
(ICT土工 ... 工事における全てのプロセスでICTを活用することにより生産性を向上させる「i-Construction」という取り組みを国土交通省が推進しています。この取り組みに対応した工事が「ICT土工」と呼ばれています。)
この工事ではUAV(ドローン)による測量が行われましたが、どのようにして撮影・データの処理を行ったのかを、モニターやパネルを用いながらご説明いただきました。
また、ブルドーザー・バックホウをコンピュータによって制御することで、細かな角度や高さなどの調整が自動的に行われる様子などを見させていただきました。
ドローンによる測量の説明
ブルドーザー自動制御の説明
近年の建設業は人手不足に対応する目的もあり、機械や技術がどんどん進歩しています。高校生の皆さんにはとても興味深くお話を聞いていただけたと思います。
午後からは江別市に移動し「3・3・304南大通 交付金(下部工)工事(翌債)」(受注者:北英・草塩 特定JV)の現場を見学させていただきました。
千歳川に新たな橋を架けることで、野幌と江別をつなぐ新たな交通ネットワークを整備するための工事となっております。
上記の工事は橋台をつくる工事となり、形状が複雑であることと、髙さが13mもある構造物となることから、どのような点に注意されているかなどをご説明いただきました。
橋台の見学
今後の計画についての説明
高校生の皆さんからは「橋はどのように造られるのか」「いつ完成するのか」などの質問が挙がり、スケールの大きい現場を見ることで、建設業の魅力を感じて頂けたのなら嬉しいです。
集合写真
お忙しい中、見学会にご協力いただいた関係各位の皆様、大変ありがとうございました。